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淡水巨大魚の水族館

オステオグロッスムのなかま

ピラルクー

アジアアロワナ、マレーシアゴールド2億年以上前から進化せずに姿をとどめた古代魚。原産地・アマゾン川流域。世界一大きくなる淡水熱帯魚で、16世紀には8.4メートルの巨大骨格が発見された。

成長力は熱帯魚中抜群。体長10センチほどで輸入される。口を水面に出し空気と水を吸い込むので、そのときにえら呼吸をする。また餌を水と一緒に吸い込む為、水だけを排出する役目にも使う。

水中ではほとんどえら呼吸はしない。3~40分程度で水面から空気を吸い込む。空気を吸い込むときに「バーン」と大きな音を出すので、現地人に捕まってしまう。飼い初めは神経質で、水槽は60センチの大きさが適当。成長する都度水槽の大きさを変える飼育法がよい。

1ヶ月目60センチ水槽、2ヶ月目90センチ水槽、4ヶ月目120センチ水槽が目安になる。120センチ水槽で十分大きくすれば体長60センチを超える。後は3メートル以上の大きな水槽に入れ直すと、1年後には1メートルを超える大きさに成長する。

温室池での飼育では順調に成長すれば2年後には2メートルになる。第一期の成長期が止まり暫くは少しずつの成長となるが、水量が100トン以上の水槽か池で飼育すれば10年後には2.5メ―トル体重200キロを超える大きさに到達する。

飼い始めの餌は、めだか類、3~5センチの金魚。成長過程を見ながら大きな金魚又は、稚鯉、と餌の大きさを変える。すべて生餌を使う。1メートルを越える頃には30センチクラスの鯉を丸呑みで吸い込み食べる。

当社飼育最大2.5メートル、250キロ、飼育最大年数16年
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ピラルクー余話

おだやかな日差しの日曜日、水族館で大変なことが起きた。水族館奥のコンクリート作りの8.4メートルの大型水槽前の天井から「ドカドカドッカーン!」と、雷が落ちたのかと思えるほどのけたたましい音がしたと思ったら、「ズッドーン」と地響きが上がった。一瞬何がどうなったのかと思い音に向かって走った。

「ウワーッ」ピラルクーが飛び出したのだ。それも3メートルの高い天井を突き破り真下のレストランに落下してきたのだ。一瞬なんだか訳がわからなかったが、私の数メートル先で紛れもなく体長2.5メートルの巨体が頭を下にして、駒のように回っているのだ。大きな尾びれを振り回し、そばに置いてあったワゴンに尾びれが触れると「ボーン」と数メートル吹っ飛んだ。午後3時、レストランにはまだ数十人のお客がいる。直ぐに従業員に「近くに寄るな!」と大声で怒鳴った。お客も近寄ってきた為に直ぐに「離れてください」と指示をした。

時間にしてほんの数分だったが、2.5メートルのピラルクーは横たわりぐったりしてしまった。そばにあったテーブルクロスを広げピラルクーを覆い、バケツの水をびっしょりと濡れるまでかけた。 今度はピラルクーがピクリとも動かなくなってしまった。頭にかぶっているテ―ブルクロスを「ソロ―ッ」とめくりピラルクーの目を見た。死んだり気絶すれば宙を仰ぐような目になる。「ギョロリッ」と動いた。 「よかった―」死んではいないことが分かった。数分おきに水を全身にかけて皮膚呼吸をさせなければ「細胞壊死」となり、人間で言えばやけどと同じで、水槽に戻しても必ず死んでしまうのだ。

今度は、どうやって3メートルの高さの水槽に持ち上げ入れるかだ。大きなビニールシートを2.5メートルのピラルクーの下に引くのが問題だ。また暴れでもしたら大怪我をするし、どうしようか考えた。テ―ブルクロスを数枚かぶせ、くるむようにしながら横たわっている2.5メートルのピラルクーの直ぐ側にビニールシートを広げた。私ともう一人の従業員に指示し、ピラルクーを上に持ち上げるように転がしてビニールシートに乗せるのだ。頭を従業員に持たせて、私は尾びれ近くを担当した。そうしないと、暴れたときに従業員が大怪我をするからだ。覚悟を決め、ピラルクーにまたがった格好でゆっくり持ち上げながら、ビニールシートが引いてあるほうに転がした。ピラルク-は暴れるそぶりを見せたがそこまでが限界だった。「ヤッター」ほんの少しだがビニールシートの端がピラルクーの下を通り抜けた。ようやくビニールシートにくるみ終え、水槽の後ろの階段から3メートル上にあげるのだ。

総勢8人がかりでなんとか引っ張りあげた。飛び出してからもう2時間近くたっている。ビニールシートごと水槽にずりおとした。多分200キロを超えている重さだ。くるんであったテーブルクロス、ビニールシートがふわりと水面に浮くと同時に2.5メートルのピラルクーは水底へ沈みそれから直ぐに水面に向かって上がってきた。「ガボーン」と言う音と共に空気を吸い水中にもぐった。「空気」を吸えば一安心だ。

その後4~5日はジーッとしている日が多かったが、徐々に普通どおりの泳ぎになったのだ。大型水槽の破られた網を今度は二重にし、それからはピラルクーが飛び出すことはなくなった。


シルバーアロワナ

古代魚、原産地アマゾン川流域。ピラルクーと同じオステオグロッスムの仲間で、5~6センチの幼魚で販売される。幼魚の内は、さいほうと言う卵の袋をお腹に付け栄養を補給し、外部から餌が食べられるようになると、さいほうが落ちる。

60センチの水槽飼育から始まり、120センチの水槽まで飼育する。1メートルを超えるような大きさに飼育するには少なくも、1.8メートルの水槽に単独飼育が望ましい。非常に臆病な性格なのだ。メダカ、子金魚、オキアミ、と色々組み合わせて食べさせる事が飼育のコツの一つ。

自然水域では、水面に落ちた昆虫や飛んでいる昆虫をジャンプして捕獲する為、受け口になっている。水槽にはガッチリとした蓋をしブロックなどの重しを載せなければ、飛び出してしまうから注意が必要である。

当社飼育最大1メートル、最長飼育年数8年。